ヽ(`Д´)ノ


by raa511

マウスからフィンガーへ

iPhoneやMicrosoft Surficeといった最近の一連の新しい「指先系」インターフェースについて知るにつれ、この流れは本物かも(一線を超えそう)って感じに思えてきました。

1970年前後に「マウス+GUI」という革新的なヒューマンインターフェースがコンピュータ研究の中で発明され、その後少しつづ改良されながらコンピュータ産業の発展と共に世の中に普及していったわけですが、その後の「マウスを超えるインターフェース」の研究は挫折の連続で、結局マウスの偉大さを確かめるだけ、と言われて久しいわけです。(これをコンピュータ産業史における「偉大なるマウスの呪い」と呼んでいます。個人的に勝手に。)

まぁ、究極のインターフェースは脳に電子的なインタフェースを直接接続することに決まっているのですが、これを安全に使いこなすには、bio&nanoメカトロニクス的な技術革新がまだまだ足りておらず、それが可能になるのはたぶん我々の孫の世代(2040年前後)でしょう。

で、それまでずっとマウスを使い続けると思うとつまんなくてさすがにゲンナリするのですが、wiiなどを見てもわかるとおり、手(ハンド、フィンガー)は我々の身体の物理的な可動部の中で最も「思い通り」に動く器官であり、フィンガーの自由自在な動きをうまく吸収できる装置として新型の「高性能タッチパネル」を使えばブレイクスルーできるんじゃねぇ?というのが冒頭のiPhoneやSurficeの流れ。

「タッチパネル」と聞くと何だかいまさら感のあるデバイスのような印象ですが、我々がATMなどで親しんでいるタッチパネルは今となっては「原始的」なモデルで、同時に1つの点が押されたことを検出する能力しか持たないらしい。確かにATMで、これとこれ、えいって同時に2つ押したことはなかった。

これがiPhoneでは2点同時検出に対応しており、これによって新たに可能になったユーザアクションが相当数ある様子。この流れでいくと、より多数の、よりアナログでダイナミックな動きに対応できるところまでタッチパネルがますます進化、小型化していくのは確実で、デモを見る限りSurficeにはiPhoneよりもっと高度なタッチパネルが実際に実装されているように見えます(MIT石井教授の"Tangible User Interface"っぽい画面もありました。研究提携しているのだろうか)。

wiiのインタフェースでwii sportsのような全く新しいゲームが可能になったように、インタフェースの進化はアプリケーションの進化を確実に刺激するわけで、ここ最近はWeb周辺技術でしかイノベーションがなかったコンピュータ産業の興亡史にも思いがけない影響を与えることは必至。おもしろくなってきたっす。

PS.
コンピュータがそれと意識されないくらいに生活に浸透すると言われる「ユビキタスコンピューティング」の時代のことを日本ではよくダジャレで「指きたっす」と言うわけですが、本当に指先でいろいろやっちゃう世の中になりそうです。

Microsoft Surficeについての報道映像
http://www.brightcove.com/title.jsp?title=933742930
[PR]
by raa511 | 2007-06-01 16:57 | ITトレンド