ヽ(`Д´)ノ


by raa511

モバイルと進化の振り子

進化の振り子、と呼ばれる現象がある。

ある時代の先進的テクノロジーの普及率が高い国は次の時代の技術への移行にかえって遅れて後進国になりやすいというもの。これが進化の振り子の「第1法則」。一方、自由市場資本主義の世界ではそれをチャンスととらえて大きく稼ごうとする outsider (枠組みの破壊者)が進化的停滞を一気に解消することもある。これが進化の振り子の「第2法則」。

少し前の日本のインターネットではNTTのISDNが「先進的テクノロジー」だったし、Yahoo! BB(ソフトバンク)が「outsider」だった。結果として、日本では一気にADSLが普及し、ブロードバンド大国と呼ばれるようになったのだけれども、今度はモバイルの世界で同じことが起きるかもしれないという話。

今の日本のモバイルにおける「先進的テクノロジー」はi-mode。この限りなくインターネットに近いようで、そうでないもののおかげで「携帯先進国」になった日本ではあるが、i-modeでいち早く「インターネット」を手に入れちゃったせいで、米国の若者向け携帯端末で現在進行中の「PCインターネット世界の成果をまるごとモバイルに取り込もう」という新しい動きについていけていない。

いや、フルブラウザ機能の搭載など、その方向に動いてはいる。しかし、米国的な融合にはほど遠く、この動きの遅さはかつてのISDNを連想させる。現状ですでに儲かっているのだから急ぐことはないよ、ものごとにはペースがあるんだ、ということかも知れない。

ということで、進化の振り子の第1法則にしたがって、日本のモバイルはアメリカの後進になりさがるのか、やはりoutsiderが新興モバイル企業(Softbank/WILLCOM/eモバイル etc.)から現れて第2法則を実現しちゃうのか、そのあたりが気になる蒸し暑い夏の夜。みなさん、いかがお過ごしですか?(きっこ風)

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by raa511 | 2006-08-10 20:44 | ITトレンド